セーフィーが超広角ウェアラブルクラウドカメラの提供開始現場管理

セーフィーは超広角ウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket2 Wide」の提供を開始した。水平視野角180度/垂直視野角180度の魚眼レンズを備え、カメラ前方を広範囲に撮影可能だ。

» 2026年03月10日 18時00分 公開
[BUILT]

 セーフィーは2026年3月2日、水平視野角180度/垂直視野角180度の魚眼レンズを備え、カメラ前方を広範囲に撮影できるウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket2 Wide」の提供を開始した。「Safie Pocket」シリーズの拡充により、作業者の目線から現場の俯瞰までカバーすることで、現場業務の生産性と安全性の向上につなげる。

Safie Pocket2 Wide Safie Pocket2 Wide 出典:セーフィープレスリリース

 セーフィーは手持ちサイズで持ち運びが便利なウェアラブルクラウドカメラSafie Pocketシリーズを2019年から展開し、多様な現場での遠隔臨場や危険作業の遠隔監視などに活用されている。

 新製品のSafie Pocket2 Wideは、従来の持ち運びやすさに加え、現場に設置/固定することで全景を俯瞰視点で撮影できる機能を搭載。カメラ前方の映像は、上下/左右180度の範囲で自由に操作し、遠隔からでも広範囲の映像を確認できる。焦点距離が近い対象物もゆがみを抑え、狭小地から広大な現場まで対応する。

 本体は手のひらサイズの小型設計で、バッテリーと通信モジュールを内蔵したオールインワン仕様だ。LTE通信によるクラウド録画に対応し、連続稼働は約6時間。屋外環境での利用にも対応する。三脚や単管、作業車両など現場の構造物に取り付けるだけで設置/移設が可能。従来の固定カメラでは設置が難しかったエリアでも映像取得が容易になる。撮影データは専用ビュワー上で位置情報と一元管理する。

 建設現場に導入することで、遠隔から状況を一通り確認できるため現地訪問の必要性の判断がしやすくなり、移動時間の削減や業務効率化につながる。また、広角で現場全体を捉えることから、安全帯装着の有無などの不安全行動の確認精度向上や、事故/資材盗難などのトラブル発生時の映像証拠としても活用が見込まれる。俯瞰映像を通じて得られる熟練者のノウハウをデータとして蓄積し、若手技術者の育成に役立てることも可能だ。さらにカメラ映像とダッシュボード機能を活用し、複数の工区や広範囲の現場状況を一画面で同時に確認できる。

建築現場での活用イメージ 出典:セーフィープレスリリース
土木/インフラ現場での活用イメージ 出典:セーフィープレスリリース

建設現場とインフラ工事現場で実証実験を実施

 提供開始に先立ち、セーフィーは建設現場とインフラ工事現場での実証実験を行った。

 鹿島建設の神奈川県内の改修工事現場では、2025年10月23日〜2026年1月30日のうち計71日間、Safie Pocket2 Wide1台を設置。遠隔から現場全体を俯瞰して把握できるかを検証した。視覚のない映像をリアルタイムに確認できるため現場訪問の回数が最適化され、他のカメラと併用することで月間10〜20時間程度の移動時間削減や安全管理の質の向上につながったという。

設置したカメラの風景(左)、フレキシブルアームでカメラを設置(右) 出典:セーフィープレスリリース

 ネクスコ東日本エンジニアリングの上信越自動車道舗装工事現場では、2025年4月15日〜2026年2月2日の115日間、Safie Pocket2 Wide1台を設置して実証を実施。広範囲に及ぶ舗装工事などの現場で、事務所から作業員の安全管理や施工状況確認ができるかを検証した。検証の結果、遠隔臨場による移動時間の削減に加え、施工管理品質の向上につながった他、ダッシュボード機能で複数現場を一括確認できる体制が整ったことで安全管理の精度が向上したという。

舗装工事現場全体の様子(左)、 舗装工事現場に設置したカメラの風景(右) 出典:セーフィープレスリリース

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