「特集」では、大阪・関西万博で大和ハウス工業が関わったパビリオン建築を採り上げている。「電力館 可能性のタマゴたち」では、タマゴ状の類を見ない外角構造体に、BIMと3D座標計測を駆使し、足場計画や鉄骨建て方の検討、躯体計測を行った。
万博テーマ事業プロデューサーの中島さち子氏と、建築家の小堀哲夫氏がデザインした「いのちの遊び場 クラゲ館」では、BIMを計画段階から導入し、ほとんど同じ部材のない有機的形状の鉄骨躯体を制作した。形状や座標の属性をデータ管理し、施工管理に活用すると共に、サーキュレーションの観点で解体時や再建時のトレーサビリティーも確保した。
落合陽一氏のパビリオン「null2(ヌルヌル)」では、フジタ・大和リースJVが設計・施工を担当。建物はBIMを活用し、2/4/8メートル立方のボクセルの塊で構築した。コンセプトの生物が呼吸するような建築物の動きを検証するため、CGアニメーションツールのBlenderやゲームエンジンのUnreal Engineを採用し、静止画や動画、VRコンテンツを制作して検討した。
球体構造のパビリオン「ブルーオーシャン・ドーム」では、生産設計から施工までの全工程でBIMを導入。トプコン製レーザースキャナー「LN-150」で、XYZの3次元座標による精密な建方管理が少人数で実現した。LN-150で取得した座標データは、MetaMoJiの施工管理アプリ「eYACHO」でリアルタイムに共有し、施工精度の確認や現場全体の情報連携に役立てた。
別建ての特集では、生成AIにフォーカス。2023年に社内で利用を開始した生成AIサービス「DAIchat」による社内ナレッジ検索、Microsoft 365 Copilotの社内展開、LLMの内製開発など、これまでの取り組みや今後の方針を打ち出している。
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