L is Bは、生成AIや画像解析、音声技術などを用いた「オーダーメイド型」の現場AIソリューションを強化している。建設現場の危険箇所見える化や音声による帳票作成、画像解析の工具忘れ防止など、実務に即した課題解決を支援する。
L is Bは、生成AI(人工知能)や画像解析、音声技術などを用いた「オーダーメイド型」の現場AIソリューションを強化していると2025年10月末に明らかにした。社内で2022年に発足した社内組織「DXコンサルティング部」が中心となり、建設現場の危険予知や帳票作成、教育支援など実務に即し、“現場で本当に使われるDX”を支援する。
L is BのDXコンサルティング部は、企業の現場DXを支援する専門組織として、課題のヒアリングから提案、設計、開発、導入支援、保守運用までを一貫して手掛けている。チャットボットやWebアプリ、ノーコード/ローコードツール、生成AIなどを活用し、現場ごとの課題に応じた“オーダーメイド型現場AIソリューション”を柔軟に開発。安全ルールの問い合わせ対応や帳票作成、教育支援など、“現場で本当に使われるDX”の実現を重視し、導入から運用までをサポートする。
代表的な提案事例の1つ「セーフティアイ」は、建設現場などに設置した定点カメラの映像をAIで解析し、危険箇所をリアルタイムで可視化する。早期リスク発見と迅速な安全対策の実施に寄与する。
「声レポ」では、音声入力で帳票を作成し、安全点検や作業報告業務の負担を軽減する。外国人労働者も母国語で記録できるため、多国籍人材が働く現場でも使える。
「持ち込み工具チェックボット」では、作業員が入退場時に撮影した工具の写真をAIが解析し、置き忘れを防止する。チェック表の自動作成や未チェック者への通知機能も備えており、現場管理の効率化と安全性の向上に期待できる。
「AI災害事例共有安全指示システム」では、生成AI、現場チャットツール「direct」、社内クラウドストレージが連携し、翌日の作業予定に関連する災害事例を自動で抽出して通知する。現場職員が日々の業務の中で、自然に安全意識を高められる。
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