TOPPANはスマート点検支援サービス「e-Platch」に、騒音や異常音を常時監視し、発生時には即時アラートを送信できる騒音検知センサーを追加した。建設業や製造業向けに2025年11月初旬から提供を開始する。
TOPPANは2025年11月7日、スマート点検支援サービス「e-Platch」に、騒音や異常音発生時に即時アラートを送信できる騒音検知センサーを追加したと発表した。建設業や製造業向けに2025年11月初旬から提供し、2026年1月から量産を開始する。
新製品は、既存の収音センサーに、発生音の常時監視機能を追加したもの。収音センサーは設備/機器からの発生音を周波数別の大きさに分別し、1時間ごとに定点記録、傾向監視するなど点検作業の省人化を支援する。追加機能では、分毎に音を計測して異常可否を判断し、設定を超える異常音を検知した場合に即時にアラートを発報。機器にはSDカードを内蔵し、詳細な情報が必要な場合はログデータでの確認も可能だ。
近隣施設との騒音トラブル防止や突発的な設備異常の検知にも対応し、設備不良の早期発見にも寄与する。狭帯域通信の「ZETA通信」を採用し、有線ネットワークの敷設が難しい排水処理場などの設備や、配電盤の中、地下やクリーンルーム内などの電波が届きにくい場所でも安定した通信が可能。多様な場所で騒音の遠隔監視を実現する。
TOPPANは、2028年度までに500台の騒音検知センサー導入を目指す。
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