2050年カーボンニュートラルの実現に向け、次世代燃料対応の技術開発を進める「クボタエンジンジャパン」。CSPI-EXPO2025では、植物油などを水素化分解した代替燃料のHVOを識別するセンサーや水素エンジンなど、多彩な最新パワーユニットを披露し、脱炭素社会への具体的なアプローチを示した。
「第7回 国際 建設・測量展(CSPI-EXPO2025)」(会期:2025年6月18〜21日、幕張メッセ)の会場では、2050年のカーボンニュートラル実現を見据えた最新の技術や製品が集まり、多くの来場者で賑わいを見せた。
その中で環境に配慮したエンジンや関連機器、次世代燃料に対応する技術を披露していたのがクボタエンジンジャパンだ。2013年に設立したクボタの子会社で、国内市場向け産業用エンジンとアフターサービス部品を一元的に担っている。
ブースで注目を集めた製品の1つが「HVOセンサーユニット」。HVO(Hydrotreated Vegetable Oil)は植物油などを水素化分解して製造する燃料。リニューアブル ディーゼル(Renewable Diesel:RD)とも呼ばれ、脱炭素社会に貢献する次世代の軽油代替燃料として期待されている。HVOを識別するセンサーは、日本国内では初の参考展示だという。
センサーは、HVOを含まない一般的なディーゼル燃料が一定量使用された場合に検知し、エンジンの動作を制限して、燃料の確実な管理と適正運用が実現する。HVOやGTL(Gas to Liquids)などのパラフィン系燃料の欧州規格「EN15940」に対応し、既に同様のセンサー普及が進む欧州での展開も視野に入れている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.