コネプラは、外部管理者方式マンション向けにAIを活用した新サービス「gAIboo」を開発した。マンションデベロッパーや管理会社、管理組合を対象に、管理業務の効率化や組合運営の健全化を支援する。
旭化成グループ発ベンチャーのコネプラは2025年8月28日、AIを活用した外部管理者方式マンション向けの新サービス「gAIboo(ガイブー)」を開発したと発表した。2026年春の提供開始を目指し、今後、管理会社や管理組合などを対象とした先行トライアルを実施する。
gAIbooはAI技術を活用したマンションデベロッパーや管理会社、管理組合向けのサービスで、管理業務の効率化や組合運営の健全化を支援する。住民からの問い合わせに対して管理規約や法令に基づいた回答を提示する他、個別の要望に基づく簡易投票を実施して合意形成を可視化。さらに過去の資料や管理規約などを学習して、必要な議事録や資料を自動作成できる。
サービスは既存のアプリケーション/ソフトウェアへのプラグイン搭載やホワイトラベル提供が可能。コネプラが展開するマンションコミュニティー支援サービス「GOKINJO」にもアドオンできる。AIによる迅速な問い合わせ対応に加え、住民の主体的な参加を促すことで、管理組合運営の健全化や住民満足度の向上につなげるとしている。
コネプラはサービスの事前登録者の中から運用規模や課題が検証条件に合致する管理会社や管理組合を選定し、2025年12月〜2026年3月の期間、先行トライアルを行う。使い勝手や効果について、アンケートや短時間のインタビューなどを通じて検証する。
マンションの外部管理者方式では、問い合わせ対応や資料作成に多くの工数がかかっている。また、国土交通省のガイドラインでも区分所有者の意思を反映する環境整備の必要性が示されている。コネプラはgAIbooを通じ、外部管理者方式の課題解決や管理組合運営の高度化を支援していく。
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