東京メトロ「西葛西」駅から徒歩4分の場所に、元スポーツクラブの建物をリノベーションした大型ホステルが2025年5月に誕生した。手掛けたのは大和ライフネクストで、客室は2段ベッドのドミトリータイプや個室タイプなど全289床。「旅人の居場所、あなたの家」のコンセプトに基づき、4階にはプールの名残を生かしてリゾートビーチを模した開放的なラウンジを設け、宿泊者同士が交流する非日常空間となる。
大和ハウスグループの大和ライフネクストは、新たなホステルブランド「GRAND HOSTEL LDK(グランド ホステル エルディーケー)」を立ち上げ、東京都江戸川区の東京メトロ「西葛西」駅近くで、元スポーツクラブの建物を一棟丸ごとリノベーションした大型ホステル「GRAND HOSTEL LDK 東京西葛西」を2025年5月28日に開業した。
西葛西のホステルは、リーズナブルな木組み2段ベッドの「ドミトリールーム」と3〜6人が泊まれる「グループ個室」、シャワールームや洗面台、トイレが付く「ホテル個室」の3タイプで、総ベッド数は289室。大手町や日本橋など都心の主要エリア、さらには東京ディズニーランドにもアクセスに優れる東京メトロ「西葛西」駅から徒歩4分の好立地で、観光、ビジネス、シングル利用からファミリーまで、幅広いニーズに応える。
内覧会で取締役上席執行役員 平林祐美子氏は、「元々はスポーツジムでオーナーが使い道に悩んでおり、当社がホステルへの改修を提案した。既存の建物を生かしながら、2年の改修工事を経て、旅人が集う“一つの大きな家”に生まれ変わらせた」と紹介した。
大和ハウス工業100%子会社の大和ライフネクストは、全国40万戸にも上る分譲マンションの管理組合事務代行をはじめ、法人の寮や社宅、オフィスビル、商業施設、ホテルなどの管理を担っている。建物管理では、「利用者や入居者と建物とのコミュニケーションを大事にしており、ホステルでも国籍や性別、年齢を問わず、ゲストが集い、楽しみながらくつろいでもらう温かい施設として運営していく」と抱負を述べた。
GRAND HOSTEL LDKのホステルは、約4年前にビジネスホテルをリノベーションした大阪心斎橋を皮切りに、札幌で2棟を新設し、西葛西は4棟目となる。2026年6月には大阪の新世界、2027年には広島と名古屋と全国への拡大を計画している。
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