マーストーケンソリューションは、固定式UHF帯RFIDリーダライタ「MRU-F7100JP」のオプションとして、RFIDゲート通過時に、「入場」か「退場」かを自動判別できる移動方向検出オプションを提供する。
RFIDなどの自動認識システムの開発/製造/販売を手掛けるマーストーケンソリューションは2025年7月29日、固定式UHF帯RFIDリーダライタ「MRU-F7100JP」のオプションとして、移動方向検出オプションの提供を開始すると発表した。RFIDゲート通過時に、「入場」か「退場」かを自動判別できるようになる。
従来、方向の特定には複数のアンテナやセンサーを組み合わせた複雑なシステムが必要とされていたが、今回、単一リーダで完結するシンプルな構成を実現した。例えば建設現場で導入すると、従来必要だった入口と出口を分離しての通過検知や入場/退場のいずれかの登録操作をするなどの作業が不要になる。
MRU-F7100JPはコンパクトサイズでPoE(Power over Ethernet)受電に対応しており、電源工事不要で柔軟に設置が可能。無線LANケーブル経由でPoEで電顕供給が行えるため、レイアウト変更が多い現場や実証実験用に一時的に設置する場合にも手軽に導入できる。
方向検知の処理は内部ロジックで行われ、PCなどの外部制御装置は不要。タグの個体識別と方向データを合わせて上位システムに送信し、入出庫や工程の順流/逆流管理を効率化できる。
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