愛知県一宮市で延べ7.8万m2のマルチテナント型物流施設が着工、東京建物：リテール＆ロジスティクス

東京建物は、2023年9月の竣工に向け愛知県一宮市で開発を進めていたランプウェイ式マルチテナント型物流施設「（仮称）T-LOGI一宮」が着工したことを公表した。

[BUILT]

　東京建物は、愛知県一宮市で計画を進めていたランプウェイ式マルチテナント型物流施設「（仮称）T-LOGI一宮」が着工したことを2022年8月17日に発表した。

「一宮稲沢北インターチェンジ」から0.2キロの場所に位置

　開発地は、2021年3月に開通した東海北陸自動車道「一宮稲沢北インターチェンジ（IC）」から0.2キロと高速道路へのアクセスに優れる他、東海北陸自動車道の「一宮西IC」から3.3キロのエリアに位置し、「一宮ジャンクション（JCT）」から名神高速道路へも容易にアクセスできるため、愛知県内だけでなく関西・関東圏への広域配送の拠点にも適している。

　加えて、愛知県を南北に縦断する幹線道路「西尾張中央道」に面しており、下道でも容易に名古屋市内へ荷物の配送が行える。

　T-LOGI一宮は、RC／S造の地上4階建てで、利用者の就業環境に配慮し、2〜4階の各階に憩いの場となるラウンジを設け、3フロアのラウンジを行き来が可能なバーティカル仕様とする。倉庫は、各階の梁（はり）下有効天井高が5.5メートルで、床荷重は、1階が1平方メートル当たり2トンで、2〜3階は1平方メートル当たり1.5トン。

「（仮称）T-LOGI一宮」の外観イメージ　出典：東京建物プレスリリース

「（仮称）T-LOGI一宮」のラウンジイメージ　出典：東京建物プレスリリース

　柱スパンは幅11.6×奥行き11.5メートルで、トラックバースは152台分を用意し、40フィートトラックの接車に応じる。駐車場は173台分で、トラック待機場は8台分を配置する。倉庫の最小分割面積は倉庫、事務所、トラックバース込みで3537.19平方メートル。

T-LOGI一宮の概要

　T-LOGI一宮は、RC／S造の地上4階建てで、7万8016.529平方メートル。所在地は愛知県一宮市萩原町林野字鷲宮52番1他で、3万3190.083平方メートル。設計・施工は大林組 名古屋支店が担当し、竣工は2023年9月を予定している。

「（仮称）T-LOGI一宮」の広域図（左）と周辺図（右）　出典：東京建物プレスリリース