THIRDは、AIによる機械学習で工事の適正価格を査定するシステム「工事ロイド」に「見積明細自動データベース構築機能」を追加した。過去の見積データを明細行単位でデータベース化し、ビッグデータ分析が可能になる。
THIRDは2025年2月3日、AI自動見積査定システム「工事ロイド」に「見積明細自動データベース構築機能」を追加したと発表した。
工事ロイドは、AIによる機械学習で工事の適正価格を査定するシステムだ。73万件以上の型番を網羅しており、最新の部材の卸値を常時更新するデータベースを基にしている。
今回の新機能により、過去の見積データを明細行単位でデータベース化することが可能となった。物件、日付、協力会社、物件所在地、工事項目、価格帯、キーワードといった検索条件で過去の見積データを分析できる。
建築工事などの設備工事以外の工事や一部の労務費に関するデータも蓄積し、査定できる対象が広がった。従来のAI自動見積査定では、査定範囲が設備工事のみに限定されていた。
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