馬淵氏は、河川堤防の刈草焼却において、燃焼部に圧縮空気(酸素)を噴射して完全燃焼させることで煙を軽減する焼却装置「モヤッシー」について発表した。
山辰組は、刈草を完全燃焼させることで煙の発生量を減らせることに着目。焼却場所を地面から70センチ程度離した架台上にし、下部からコンプレッサーで圧縮空気を燃料部に強制的に噴射することで、燃料温度を高温に保ち、煙の量を目視で10分の1以下に軽減することに成功した。さらに燃焼速度は2〜3倍以上に向上し、生産性の向上や働き方改革にもつながったと報告した。
錢高組、山辰組以外の優秀賞は以下の通り。
高度技術部門
清水建設 橋本功氏の「自動緊張システムと遠隔監視によるPC緊張作業の更なる省人化」、一二三北路 坂下淳一氏の「LiDAR計測技術活用による除排雪業務効率化と生産性向上のチャレンジ〜降雪地でのモノづくり最前線を快適にする〜」、奥村組 井村朋大氏の「3D BIMモデルを活用した施工検討」、戸田建設 相澤涼太氏の「巨石を含む岩屑なだれ堆積物でのシールド施工」、相模組 倉科信人氏の「令和4年度 北股第1号砂防堰堤改築工事における安全対策等について」。
創意工夫部門
西松建設 又市麻梨子氏の「安全看板アプリケーション活用による建設現場の安全性向上の改善事例」、古郡建設 西村雅史氏の「施工上の工夫による工期縮減と地域の方に愛されていた太子橋の撤去工事」、丸本組 佐藤海都氏の「ICTを活用した、もうひとつの見学会」、奥村組 斉藤修作氏の「鋼矢板をタイケーブルで締め付けることで狭隘な場所に施工ヤードを造成」。
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