マルチタイプは、21.5インチタッチパネル型のデジタルサイネージや取り外し可能な最大3段のトレイを備えている。トレイは1段当たり10キロまで積載できる。ロボットの中心を軸にその場で回転し、狭い通路でも容易に進路変更できる。昼は顧客対応、夜は警備など、1日を通して多用途に対応する。
既にLIXIL物流 岡山物流センターは、パワフルタイプを実証実験で採用した。他にも、エクセディに問い合わせを寄せる多くの企業は、フォークリフトの免許を持つ人材を確保するのが難しくなっているなど、人材不足の問題を抱えている。ロボットを活用して庫内作業の省力化や省人化につなげたい期待感を持っているという。
エクセディは、Neiboの活用で倉庫現場のリアルな人不足に応えていく。特にNeiboは、導入されたその日から、現場マップを自動で認識させ、やりたいことを専用ノーコードアプリで現場でプログラミングするだけ。日替わりで違うプログラムを入力したり、時間ごとで違うプログラムをさせることも簡単なので、導入後に倉庫のレイアウトを変更したら使えなくなったということもない。こうした導入ハードルの低さを武器に、「多様な従業員が働きやすい職場づくり」につなげていくとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.