NTTPCコミュニケーションズは、フィールドワーカーの体調見守りサポートサービス「みまもりがじゅ丸」で、1人作業の見守りを対象とした新プランの提供を開始する。脈拍をもとにした健康データやGPSの位置情報で、体調変化時や転倒時に通知する。
NTTPCコミュニケーションズ(NTTPC)は2024年7月29日、フィールドワーカーの体調見守りサポートサービス「みまもりがじゅ丸」で、1人作業見守り向け新プランの提供を開始する。
「2024年問題」が社会課題となっているが、2025年3月には高年齢者雇用安定法で65歳までの雇用確保義務に関する経過措置が終了し、65歳まで継続雇用を希望する従業員について「希望者全員雇用」の義務が企業に発生することで、高齢の従業員が増えることが予想されている。
安心安全な労務環境の提供が2025年以降さらに重要になるため、NTTPCでは「2024+1年問題」と呼んでいる。特に1人作業の職場で高齢の従業員の体調管理には十分な配慮が必要で、高齢者の方が活躍できる環境づくりを進めていく必要があるとして、今回の新プラン提供に至った。
新プランでは、ソニーネットワークコミュニケーションズのウェアラブルデバイス「mSafety(エムセーフティ)」を使用する。SIM一体型のリストバンド型バイタルセンサーで、通信機器を持ち込めない環境でも使える。装着するだけで、脈拍を計測した健康データやGPSなどによる位置情報を取得する。
フィールドワーカーが異常を感じた際は、ボタンを押すことで自動音声により管理者に電話でSOSを通知できる。フィールドワーカーが転倒した際は、自動的にメールで警報を通知する。
健康状態の把握は、30秒ごとに脈拍を計測し、心身に異常が生じた際に早期に対応して事故防止につなげる。管理者は、フィールドワーカーのバイタル情報や位置情報をダッシュボードにて一元管理できる。
新プランの料金体系は、キッティング料金やSIM発行事務手数料を含む初期料金は1IDで6000円(リストバンド型バイタルセンサーの料金は含まれない)。月額料金が1IDで5000円で最低利用期間は3カ月。
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