森ビルが運営する「麻布台ヒルズ森JPタワー」「虎ノ門ヒルズステーションタワー」「JAKARTA MORI TOWER」が、オフィス/商業区画の共用部を対象とした「WELL Core」認証で最高ランク「プラチナ」を取得した。
森ビルは2024年5月27日、東京都港区の「麻布台ヒルズ森JPタワー」と「虎ノ門ヒルズステーションタワー」、インドネシア ジャカルタの「JAKARTA MORI TOWER」が、「WELL認証(WELL Building Standard v2 pilot)」のうちオフィスと商業区画の共用部を対象とした「WELL Core」で、最高ランク「プラチナ」を取得したと発表した。
麻布台ヒルズ森JPタワーは、計画時点から利用者の健康や快適性に着目し、設計やデザイン、外構計画を進めてきた。今回、敷地の中央広場へのアクセス性や中央広場などを活用したウェルネス関連のイベントなどによる運動の促進などが評価された。
虎ノ門ヒルズステーションタワーは、多様なニーズや新しい働き方に対応できるオフィス環境に加え、タワーや幹線道路を跨ぐ歩行者デッキや駅と街の一体的な開発による駅前広場、地下歩行者通路など、交通インフラと一体化なった再開発が特徴だ。今回の評価でも、デッキ歩行による運動の促進など、ビル単体でなくエリア全体の回遊性も考慮した計画である点が認められた。
JAKARTA MORI TOWERは、高層ビルが集積するジャカルタ最大のビジネス街の中心部に完成した大規模オフィスタワー。PM2.5の濃度が比較的高いジャカルタ市街地で、汚染物質の室内混入を最小限に抑制し、建物内の空気質を高水準で維持するなど健康に配慮した施工方法や建物性能により課題を解決した点が高く評価された。
森ビルによると、日本とインドネシアでのWELL Coreプラチナ認証の取得は初の事例だという。なお、麻布台ヒルズ森JPタワーは、WELL認証取得物件として日本最大の登録面積となった
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