加藤製作所はカナモトと共同で、不整地運搬車を対象に、土砂運搬可視化システムの運用を開始する。積載位置や積載トン数などを自動計測し、現場での効率化や省人化を図る。
加藤製作所は2024年4月、建設機械のレンタル事業を手掛けるカナモトに提供する不整地運搬車「IC70R」2台で、「土砂運搬可視化システム」の運用を開始する。積載位置などの自動計測に加え、収集データをもとにレポートまで自動作成する。
土砂運搬可視化システムは、標準装備の過積載予防装置と遠隔稼働管理システムを改良したモデルで、積載位置や積載トン数、排土場所位置、往復回数を自動的に計測する。まずは土砂運搬可視化システムを不整地運搬車両保有台数が多いカナモトに提供し、IC70を対象に運用する。2024年4月からは、国内の建設現場向けのレンタルを開始した。
土木現場などで土砂運搬量のレポートが必要な場合はこれまで、運搬車の運転手や別作業員が手作業で実測してきた。新システムは収集したデータを自動でレポート化し、日別や月別、工事期間別などの出来高が確認できる。
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