大学院新卒の「建設業」への就職者数は、2013年の2921人から20年には2521人まで減少したが、その後は増加傾向となり、23年は前年比0.6%増で2658人だった(図表4)。
2023年3月の大学院新卒の就職者数を産業別にみると、最も多いのは「製造業」の2万5046人で、大学院新卒の37%が「製造業」に就職している。その次に「情報通信業」の9430人、「学術研究、専門・技術サービス業」の6476人の順だった(図表5)。
産業別の対13年比での増減率は、最も増加率が高いのは「不動産、物品賃貸業」の51.6%増。次に「情報通信業」の36.5%増、「電気・ガス・熱供給・水道業」の27.3%増となった。「建設業」は9.0%減と直近10年間で減少しており、大学院新卒については伸び悩んでいる(図表6)。
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