積水化学工業は、一般地(省エネ地域区分5〜7地域)で展開する平屋2階建ての戸建全商品(鉄骨系セキスイハイム/木質系ツーユーホーム)で、断熱等性能等級6仕様を標準化する。
積水化学工業 住宅カンパニーは2024年1月から、一般地で展開する平屋2階建ての戸建全商品において、断熱等性能等級6仕様を標準化することを発表した。省エネ地域区分5〜7地域、鉄骨系セキスイハイムおよび木質系ツーユーホームが対象だ。
積水化学工業は脱炭素や光熱費高騰などの社会課題へ対応するために、断熱や省エネ性能が高い住宅の供給を進めてきた。2025年4月に予定されている断熱等級4の省エネ基準義務化、2030年に国が目指す断熱等級5相当(ZEH水準)への義務化基準引き上げを前に、それを上回る断熱等級6を標準化する。
断熱等級6仕様では、同社の強みである工場生産による優れた気密・断熱施工により、室内の熱を逃さない「あったかしっかり断熱」を展開。大型機械による正確な施工と雨にぬれにくい作業環境で品質を確保し、部材共通化や物流効率化でコスト抑制により高気密高断熱住宅を実現する。
また、鉄骨系は高強度の柱と梁(はり)をつなぎ合わせた筋交い(すじかい)の無いボックスラーメン構造、木質系は2×6(ツーバイシックス)材の強い壁や床を金物で一体化したアルティメイトモノコック構造により、各商品の特長を生かした自由度の高いプランニングが可能な「ユニット工法」を採用した。多彩な開口デザインや開放的な室内空間を提供し、デザイン性と断熱性を両立した住まいを実現する。
積水化学工業は、断熱等級6を標準化することで、工場生産技術やユニット工法を用い、より快適で地球に優しい戸建住宅の普及を目指す。
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