建設キャリアアップシステムの能力評価基準に、「計装工事技能者」が新たに追加された。
国土交通省 不動産・建設経済局は2024年1月11日、建設技能者個々の技能や経験を評価し、保有資格や就業日数に応じて4段階に判定する「能力評価(技能レベル判定)」の対象分野に、「計装工事技能者」を新たに追加すると発表した。
建設技能者の能力評価制度は、職種ごとの能力評価基準に基づき、建設キャリアアップシステム(CCUS)に登録される建設技能者一人一人の技能や経験を客観的に評価する仕組み。制度では、専門工事業団体などが分野ごとに能力評価基準を策定し、国土交通大臣の認定を受ける必要がある。基準認定を受けた分野は、各団体の基準に基づき技能者の経験、知識、技能、マネジメント能力に応じて4段階で技能レベルを判定し、技能レベルに応じた建設キャリアアップカード(ゴールド、シルバー、ブルー、ホワイト)が技能者本人に交付される。
今回、一般社団法人の日本計装工業会が計装工事技能者の能力評価基準を策定し、2024年2月1日から計装工事技能者を含む42分野で、能力評価が実施されることとなった。
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