Sustineriは、建築物単位のCO2排出量自動算定サービス「Susport 建設」でβ版の提供を開始した。自然言語や機械学習で、既存の業務フローを変えることなく、建築物単位のCO2排出量算定が実現する。
Sustineriは2023年12月14日、建設現場で建築物単位のCO2排出量を自動算定するサービス「Susport 建設」β版の提供を開始した。
Susport 建設は、建設工事で生じるCO2排出量を見積書データなどから自動算定できるCO2排出量自動算定サービス。各種建築積算システムやExcelなどで作成した見積書データをアップロードすると、自然言語処理で見積項目を読み取り、各種計算方式に基づく排出原単位を割り当てる。項目別でCO2排出量を算定し、これまで膨大な時間を要したCO2排出量の算定作業が効率化される。
主な機能では、各社で異なる見積書式にも対応する読み取りをはじめ、自然言語処理による見積項目と排出原単位の自動割り当て、排出原単位データベースの複数選択などを備える。2023年12月時点で、既に数社が利用しており、現在は正式版リリースに向けて開発を進めている。
Sustineriは開発背景について、「建物を使う中でZEBが普及することにより、(建築物の)CO2削減が進みつつある。今後は、建築工事、改修、解体の各段階で、CO2排出量の可視化に取り組むべく、より手軽に算定し、削減活動にもつながるサービスを提供するに至った」とコメントしている。
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