内田洋行はフェアのテーマである「人が主人公のハイブリッド・ワークプレイス」を、「個人やチームが集い、高い創造的生産性を創出する心地よいオフィス空間」と説明する。具体的には、多様な働き方や業務にフレキシブルに対応できること、デジタルとの親和性があること、環境に配慮するなどサステナブルなことなどを挙げる。
ものづくりや技術開発を行うオフィスには、高い集中力を要する個人作業に加え、複数人が連携してチームワークを発揮しながら業務を行える環境、さらに新たなひらめきの基になる日常的なコミュニケーションを促す仕掛けも求められる。今回は、R&D部門の働く場として、設計者や開発者の創造性を引き出すための空間を提示した。
照明の映り込みを防ぐシェードを備えた個人作業向けのデスクや、セミクローズの打ち合わせ用ワークブースを設置する他、個々のアイデアを素早く共有してチームの成果を生み出すため、可動性のあるデスクを活用した「コラボエリア」などを配置した。
チームの基地になる場として提案してきたTeam Baseは、チームがダイナミックに活動できるように、より柔軟性のある空間に進化させた。可変性の高い家具や、ディスプレイ、モバイルバッテリーなどのICTを設置し、エリアを区切ったり一体にしたりすることで、活動の目的に応じてレイアウトを大幅に変更できる。
グループワーク、プロジェクトワーク、ハッカソン&ラーニングなどそれぞれの用途に応じたレイアウトも提案する。
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