衛星データで地殻変動を観測、トプコンがSynspectiveとパートナーシップ：産業動向

トプコンポジショニングアジアとSynspectiveは、広域の地盤変動を解析しその結果を提供する衛星データソリューションサービス「Land Displacement Monitoring（LDM）」の国内販売のパートナーシップを締結した。

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　トプコンポジショニングアジアとSynspectiveは、衛星データサービス「Land Displacement Monitoring（LDM）」の国内販売のパートナーシップを締結した。

DXソリューションイメージ　出典：トプコンプレスリリース

　「SAR」は、「Synthetic Aperture Radar」の略語で「合成開口レーダー」と呼ばれ、SAR衛星が雲を透過する波長のマイクロ波を照射した際の反射波を観測することで地表面データを取得する仕組みだ。LDMでは、SARデータから広域の地盤変動を解析して、その結果を提供する。独自の「InSAR解析技術」により広域な地表面の変動量をミリメートル単位で検出し、時系列で表示する。任意の箇所の地盤リスクや変動を広域かつ面的に理解でき、インフラ、工事における地盤沈下や陥没、隆起、地すべりの兆候把握、公共施設や防災施設管理などへの活用が可能であるとしている。

SAR衛星イメージ図　出典：トプコンプレスリリース

LDM サービス画像イメージ　出典：トプコンプレスリリース

　トプコンポジショニングアジアは、日本を含むアジアおよび中東地域において、3次元測量機やICT自動化施工システムなどの各種機器を用いた、測量から設計、施工、検査の建設工事のプロセスをデジタルデータで一元管理して「建設工事の工場化」を実現させるDXソリューションを展開している。