浸水頻度図「水害リスクマップ」のポータルサイト開設、国交省:国土強靭化
国土交通省は、防災まちづくりや企業立地の参考となることを目的とした「水害リスクマップ(浸水頻度図)」を作成し、ポータルサイトを開設した。今回公表した水害リスクマップは、発生頻度は小さいものの浸水範囲が広い大規模な洪水などさまざまな規模の多段階の浸水想定図を重ね合わせたもので、全国の国管理河川の水害リスクマップと多段階の浸水想定図をまとめて確認できる。
国土交通省は2022年12月14日、防災まちづくりや企業立地の参考となることを目的とした「水害リスクマップ(浸水頻度図)」を作成し、ポータルサイトを開設した。
公開された浸水リスクマップ 出典:国土交通省プレスリリース
国交省ではこれまでに、住民の避難などを目的として洪水ハザードマップの基となる、想定最大規模の洪水を対象とした洪水浸水想定区域図を作成し、公表してきた。
今回公表した水害リスクマップ(浸水頻度図)は、発生頻度は小さいものの浸水範囲が広い大規模な洪水や、浸水範囲は狭いものの発生頻度が高い小規模な洪水など、年超過確率1/10、1/30、1/50、1/100、1/150または1/200といった多様な規模の浸水想定図を重ね合わせたものだ。
開設したポータルサイトでは、全国の国管理河川の水害リスクマップと多段階の浸水想定図をまとめて確認することができる。
なお、公表した図は国が管理する河川からの氾濫による浸水のみを対象としており、一定の条件下でのシミュレーション結果であるため、雨の降り方や内水も含めた浸水形態によっては実際の浸水状況と異なる場合がある。
多段階の浸水想定図 出典:国土交通省プレスリリース
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