EZ9HX503は、EZ1PD1もしくはEZ1DD2に装着することにより、0〜100ミリまでのケーブルを切断するケーブルカッターアタッチメントで、重さは0.8キロ。
瀧本氏は、「EZ1PD1、市販の六角ビット、EZ9HX502、EZ9HX503を活用することで、配電盤の取り付け作業で必須となるビス締め、ケーブルの切断、圧着が行える。作業手順は、EZ1PD1に市販の六角ビットを装着し配電盤のビスを締める。次に、六角ビットを外し、EZ1PD1にEZ9HX503を搭載し、ケーブルを切断した後、EZ9HX503を外し、EZ1PD1にEZ9HX502を取り付け、ケーブルを圧着する」と述べた。
加えて、軽量な各アタッチメントとEZ1PD1を使用すると、重い油圧圧着器や電動ケーブルカッターといった複数の機材を搬入する手間がなくなる。
EZ1DD2は、ATTACH8に対応した電動ドリルドライバーで、ビット式の先端工具を取り付けて、穴あけやビスの締め付けが行える他、EXENAシリーズのスミ打ちアタッチメント「EZ9HX500」を装着することで、対象物の内側にある端部のネジを締め付けられ、EZ9HX503を搭載すると、ケーブルの切断も可能。
ちなみに、従来のブラシレスモーターと比較して30%の小型化を達成した高密度ブラシレスモーターを内蔵しているだけでなく、軽く押し込むだけで本体にもアタッチメントにもワンタッチでビットを装着する「新ワンタッチビットロック方式」を採用。
操作方法に関しては、トリガー操作で正転と逆転を自動で切り替えられるタップモードも備えている。タップモードは、本体の下部に搭載された操作画面「電子クラッチ」を用いて選べる機能で、ねじ山を作る「さらい(ねじ切り)加工」が行える。
EZ9HX504は、Φ13ミリに対応したキイレスチャックアタッチメントで、EZ1DD2に装着すると、ダウンライト用の開口部を作れる「ユニバーサルホルソー」やエアコンと換気扇の開口部を作成する「コアドリル」、電設盤を加工する「ホルソー」を取り付けられる。
また、数量限定で、電動インパクトドライバーのEZ1PD1やさまざまな角度でネジを締め込めるアングルアタッチメント「EZ9HX501」とスミ打ちアタッチメントEZ9HX500のプレミアムモデルを2023年1月に発売する。プレミアムモデルは、ゴールドとマットブラックを組み合わせたカラーリングを施したもので、機能については、2021年8月に販売開始したEZ1PD1、EZ9HX501、EZ9HX500と同じだ。
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