パナソニック エレクトリックワークス社は、最新のオフィスや店舗を含む商業施設、学校、銀行、病院をターゲットに2021年6月に発売したLEDベースライト「映光色」が大阪府大阪市北区天満の「福田学園2号館」で採用されたことを発表した。
パナソニック エレクトリックワークス(EW)社は、大阪府大阪市北区天満の「福田学園1号館」と「福田学園2号館」で、LEDベースライト「映光色」の導入事例を紹介する記者発表会と見学会を2022年7月15日に開催した。
当日は、福田学園1号館で、パナソニック EW社 近畿電材営業部 電材営業開発部 佐藤拓氏が福田学園2号館における映光色の導入事例について紹介した他、同社 非住宅推進部 西日本営業推進課 西岡英二氏が映光色の特徴を説明し、福田学園 学園法部 法人室 課長 溝畑允康氏が映光色を導入した効果について紹介した。
その後、会場を福田学園2号館に移して、各部屋に取り付けた映光色の見学会が行われた。
パナソニック EW社の佐藤氏は、「パナソニック EW社 近畿電材営業部 電材営業開発部は、開発企画課や民需開発課、公需開発課で構成され、民需開発課では、顧客の課題をヒアリングし、電気設備商材を中心に当社の製品を提案しており、新たな顧客開発先として大阪府内の専門学校を対象に製品の訴求を2021年にスタートした」と述べた。
今回の導入経緯については、「福田学園からの注文を受けて福田学園1号館に設置されていた照明器具の一部を2017年にパナソニック EW社製のLED照明に取り換えた。LED照明の省エネ効果を実感した学園は、2021年に福田学園2号館での照明のLED化も当社に発注した。そこで学校環境に適し、他校との差別化にもつながる映光色を福田学園に提案し、1号館と2号館で、映光色も含めて合計で1400台のLED照明を納入した。内訳は、通常のLED照明が600台で、映光色は800台。LED化により、福田学園では、従来と比べ、消費電力で53.2%、ランニングコストで61.2%をそれぞれ削減し、CO2排出量も85トン減らした」と語った。
パナソニック EW社の西岡氏は、「映光色は、演色評価数(Ra)が“Ra93”で、“JIS Z 9112”の“高演色形クラス2”に適応し、高い演色性を達成しており、太陽光に近い色味を再現しているため、商品が色映えする明るい店舗空間を実現し、人の顔が鮮明に見える。加えて、蛍光灯と比べると、同等の明るさを確保しつつ、消費電力は約51%低減した」とコメントした。
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