大和ライフネクストは、昨今の社会問題となっている「孤立死」について、マンション管理会社としてどう向き合うべきかをまとめた「孤立死対応マニュアル マンション管理会社版」をWebサイトで一般公開している。本マニュアルは、マンションの管理現場から届いた1700人の声をもとに作成したものだ。
大和ライフネクストは、昨今の社会問題である「孤立死」について、マンション管理会社としてどう向き合うべきかをまとめた「孤立死対応マニュアル マンション管理会社版」をWebサイトで2022年9月22日に一般公開した。
マニュアル策定の背景として、孤立死発見のきっかけとなる「最近姿を見かけない」「新聞がたまっている」「異臭がする」などの異変に、マンション管理員が最初に気が付く例が多くあったことが理由としてある。
同社が運営する総合研究所「マンションみらい価値研究所」では、2021年7月に同社に勤務する管理員およびフロント担当者を対象に一斉アンケートを実施し、集まった1724件の回答を調査した。その結果、孤立死の対応をしたことが「ある」と回答した割合は約11%、そのなかで“最初に居住者の異変に気が付いた人”が「管理員」であったケースは約4割に上ると分かった。
また、アンケートでは、孤立死の対応をした管理員から「研修などで教わっておらず、どう動けばよいのか分からなかった」「準備や心構えができていればよかった」「日々の管理業務においてもっと気を付けていればよかった」などといった声も多数挙がった。
そこで、大和ライフネクストが運営する高齢者向けワンストップ紹介サービス「プレシャスライフ相談室」は、マンション管理の現場で働く従業員に向けた孤立死対応マニュアル マンション管理会社版を作成した。
作成にあたり、管理員・フロント担当約1700人のアンケートをもとにしており、同社初の孤立死に特化した管理員向けのマニュアルとなっている。マニュアル内では、孤立死を早期発見するためのポイント、孤立死が起こってしまった際の具体的な対応方法、また孤立死を未然に防ぐために日頃の管理業務内でできることを具体的に記載している。実際に孤立死対応を経験した従業員のコメントを多数掲載し、管理組合への提案や相続など各種手続きの流れについて、図版を用いて解説している。
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