エレベーター内での映像配信を実現するシステムをリリース、日本オーチスEV

日本オーチス・エレベータは、エレベーター内でかごの位置や行先方向、ニュースや天気予報などの情報を表示する「eViewRシステム」を発表した。

» 2022年10月25日 08時00分 公開
[BUILT]

 日本オーチス・エレベータは、エレベーター内でかごの位置や行先方向、ニュースや天気予報などの情報を表示する「eViewRシステム」を2022年9月26日に発表した。

 eViewRシステムは、かご内操作盤のインジケーター機能(エレベーターのかごの位置や上昇、下降などの方向 を表示する機能)と、ニュースや天気予報の情報を配信するインフォメーション(情報)とエンターテインメント(娯楽)を組み合わせた「インフォテイメント」のエレベーター映像表示システムだ。利用者は日本オーチス・エレベータのウェブポータル(eViewRコンテンツ表示設定システム)を用いて、いつでもコンテンツをカスタマイズできる。モニターの仕様としては、サイズは10.1インチ、解像度は1280x800ピクセル、視野角は上下左右ともに170度となる。

新設エレベーター・改修エレベーター用 新設エレベーター・改修エレベーター用(かご内操作盤埋込型)設置イメージ 出典:日本オーチス・エレベータプレスリリース

 また、新設のエレベーターや改修したエレベーターにはディスプレイをかご内操作盤に埋め込み、既設のエレベーターには後付けディスプレイを取り付ける形で設置ができる。

既設エレベーター用 既設エレベーター用(後付けディスプレイ取付型)設置イメージ 出典:日本オーチス・エレベータプレスリリース

 日本オーチス・エレベータは、2023年初頭に利用者の安全性をさらに向上させる「双方向通信機能」を提供する。緊急時や不測の停車時には、コールセンター「OTISLINE(オーチスライン)」のオペレーターがディスプレイに表示され、オペレーターはカメラを通して利用者の映像を確認しながら対応可能になる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.