センターポイント・ディベロップメントは、三菱HCキャピタルや東京建物とともに、共同出資する西淀川ロジスティクスが建築主として大阪府大阪市西淀川区佃五丁目で開発を進める物流施設「CPD西淀川」の竣工式を2022年10月4日に開催した。
センターポイント・ディベロップメント(CPD)は、三菱HCキャピタルや東京建物とともに、共同出資する西淀川ロジスティクスが建築主として大阪府大阪市西淀川区佃五丁目で開発を進める物流施設「CPD西淀川」が2022年9月30日に竣工したことを公表した。
開発地、大阪市中心部の梅田エリアから約7キロの場所にあり、新大阪エリアから約10キロ圏内に位置している他、大阪・神戸間の主要幹線道路である国道43号線や阪神高速3号神戸線と同5号湾岸線の両高速道路に近接し、広域配送に対応する。大阪国際空港(伊丹空港)や大阪港、神戸港などへのアクセスも良好で、大阪と神戸エリアの配送拠点として適している。
CPD西淀川は、耐震構造のS造地上4階建てで、1フロアの賃貸区画は約7768.595平方メートルとし、床荷重は1平方メートル当たり1.5トンで、柱スパンは11.2×10.4メートル、梁(はり)下天井有効高は5.5メートルに仕上げた。
1階には計22台のトラックバースを設け、庫内に2基の荷物用エレベーターと5基の垂直搬送機を設置することで、多様な荷物の搬入に応じ、貨物の搬送と保管の効率化を実現した。加えて、休憩室やドライバー用トイレ、再生可能エネルギーを用いた電気自動車(EV)充電設備なども備えた。
さらに、今回の施設は、外壁に断熱性能の高いサンドイッチパネルを採用し、高効率空調設備を配置しただけでなく、全館省電力型LED照明や昼光利用センサーなどを設けた。
こういった環境負荷低減に配慮した取り組みにより、今回の施設では、建築環境総合性能評価システム「CASBEE」の「Aランク」や建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」の「5スター」と建築物の一次エネルギー消費量に関する評価「ZEB Ready」の評価を得た。
また、災害時や停電時の断水を見据え、貯水機能付防災ヘッダーを導入するなど、入居企業のBCP(事業継続計画)に貢献する。
CPD西淀川は、耐震構造のS造地上4階建てで、延べ床面積は3万1136.81平方メートル。所在地は大阪府大阪市西淀川区佃五丁目8番1他で、敷地面積は1万5336.10平方メートル。監理監修はさくらマネジメントが担い、設計・施工はフジタ大阪支店が担当し、着工は2021年7月15日で、竣工は2022年9月30日。
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