マクニカがスピナへ“除菌機能付きLED照明”「VioClean」の導入支援、天井照明で感染症対策LED

マクニカは、不動産/建設業のスピナに対し、新型コロナウイルス感染症の新たな対策として、紫外線ではない除菌機能を搭載したLED天井照明の導入支援を行った。

» 2022年09月03日 09時00分 公開
[BUILT]

 半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス・ソリューションプロバイダーのマクニカは2022年8月25日、西鉄グループで北九州を拠点に不動産賃貸業や建築・設備工事業業を営むスピナの福岡県北九州市にある本社打ち合せ商談室に、台湾メーカーGtech Solutions製の特許白色LED除菌照明「VioClean(バイオクリーン)」を導入支援したと公表した。

除菌テクノロジーを搭載したLED照明「VioClean」

 いまだ全世界で猛威を振るっている新型コロナウイルスに対して、多くの企業では、手洗いの徹底やマスクの着用、机などのアルコール消毒、パーテーションの設置、換気、フィジカルディスタンスの確保といった感染症対策が継続して行われている。

 そこでスピナは、新型コロナウイルスの感染者数が増え続け、いつどこで感染するか分からない状況のなか、社員や利用者が安心して利用できる環境を確保するために、今までの対策に加えた新たな感染症対策として、VioCleanを天井照明に採用するに至った。

白色LED除菌照明「VioClean」 出典:マクニカプレスリリース

 VioCleanは台湾Gtech SolutionsのLED照明で、通常の照明機能に加えて、細菌やウイルスに効果的な除菌テクノロジーを搭載した紫外線を使用しないLED除菌照明。人体に完全無害な普通可視光の中の特定波長(405ナノメートル)を用いているため、一般的な照明方式でありながら、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)や細菌の除菌、不活性化が可能だ。

「VioClean」の白色除菌モード 出典:マクニカプレスリリース

 照射時間や取り扱いに注意が必要な紫外線(UV-C)の照射による除菌灯と異なり、不特定多数の人が行き交う場所でも、24時間の点灯と除菌が実現する。

 スピナでは、現在はミーティングルームだけの限定だが、窓が無く十分に換気できない打ち合わせ場所も存在しているため、そうしたスペースにもVioCleanにも設置していくとしている。また、同社の不動産賃貸事業でも、テナントへの安心安全な環境づくりの一環として、管理する物件にも提案していくことも視野に入れている。

「VioClean」の省エネ除菌モード 出典:マクニカプレスリリース

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