このところ中国製のドローンを避ける傾向が強まっており、特に国の仕事を受注している測量会社や建設コンサルでは、中国製から日本製に乗り換える動きが活発になっている。アミューズワンセルフのドローン機体GLOWは、日本市場を視野に入れた国産をウリにするドローンシリーズ。
アミューズワンセルフでも、GLOWの開発前は、中国メーカーのDJI製「Matrice(マトリス)シリーズ」にレーザースキャナーを装着して各種ドローンサービスを提供していた。しかし、当該ドローンが廃盤となり、スキャナーを搭載できなくなった。そこで、自らドローンを開発することに思い至った。
今展では、リチウムイオンバッテリータイプの「GLOW.L」と、ハイブリッドタイプの「GLOW.H」を出品。GLOW.Hの“ハイブリッド”とは、エンジンとバッテリーの両方を積んでいることを意味する。
バッテリータイプのGLOW.Lは、無駄を削ぎ落としたシンプルなドローンで、収納サイズは300(幅)×850(高さ)×350(奥行き)ミリとコンパクト。古河電池製の産業ドローン用インテリジェントリチウムイオンバッテリーを採用することで、TDOT 3 GREENを装備した状態で最大で33分間飛行する。
GLOW.Lは6つのローターを装備するドローン。機体の軽量化と重量バランスの最適化を考慮して製品設計されており、ドローンとしての安定性に加え、高度な制御システムで、安定したホバリングや構造物に接近した撮影が可能という。
ハイブリッドタイプのGLOW.Hは、エンジンとバッテリーを搭載した4ローターモデルとなる。エンジンで発電しながら飛行するので、ペイロード無しなら、最長で6時間飛行。TDOT 3 GREENを搭載した場合でも、2時間を超えるフライトができるので、広範囲を一気に測量する際には大きな力となる。
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