ドローンを用いる送電設備点検アプリケーションの提供を開始：ドローン

センシンロボティクスは、ドローンを用いる送電設備点検アプリケーション「POWER GRID Check」の提供を開始した。架空送電設備の保守業務向けとなっており、鉄塔や送電線を自動で一括点検できる。

» 2022年07月19日 08時00分公開

[BUILT]

　センシンロボティクスは2022年6月8日、ドローンを用いる送電設備点検アプリケーション「POWER GRID Check（パワーグリッドチェック）」の提供を開始したと発表した。

　POWER GRID Checkは架空送電設備の保守業務向けとなっており、鉄塔（支持物、がいし）や送電線（架空地線、電力線）を自動で一括点検できる。

　ドローンと設備間の安全な離隔距離を保ちながら、自動航行でデータを取得する。自動航行によるスキルセットを平準化できるため、ドローンに関する専門的な知識なしに運用できる。

　ドローンは、市場で入手できる一般的なものを使用可能。ハードウェアに依存せずに運用できる。また、設備情報により飛行禁止エリアを自動で作成するため、誤動作による設備損傷のリスクを排除する。

　POWER GRID Checkには、中部電力パワーグリッドとの共同研究で開発した技術を採用した。センシンロボティクスの業務自動化統合プラットフォーム「SENSYN CORE」をベースとしている。

　今後は定期的にバージョンアップし、設備の適用範囲拡大や点検業務の高度化を図る。また、データ管理機能を近日中に追加し、データの共有化や解析業務の効率化を目指す。

送電設備点検アプリケーション「POWER GRID Check」　出典：センシンロボティクスプレスリリース

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