停電時にバッテリーによりドアの自動開閉を実現する装置を開発、リョービ:日経メッセ 街づくり・店づくり総合展(2/2 ページ)
伊豆氏 バッテリー内蔵タイプのRUCADは、本体にバッテリーを内蔵しており、停電時でも一定時間の自動開閉が行える。さらに、左右勝手兼用で、パラレルタイプ※1、スタンダードタイプ※2、トラックレールタイプ※3の3種類を用意している。
※1 パラレルタイプ:ドアの開く反対側に取り付けるタイプ。
※2 スタンダードタイプ:ドアの開く側に取り付けるタイプ。
※3 トラックレールタイプ:レール上をスライドさせて開閉する方式。
バッテリー内蔵タイプの「RUCAD」の種類
適用ドアサイズは、最大ドア幅1050×ドア高さ2400ミリで、重さは85キロまでとなる。カラーはブラックとシルバーをラインアップする。電源コードは扉内部配線用と扉外部配線用の2種類となる。
未来のホテルドアは、バッテリー内蔵タイプのRUCADとセンサーを備えたもので、意匠を高めるためにノブを無くし、カードキーにより非接触で自動開閉するドアを実現している。既に、ホテル関係の来場者から高い評価を得ており、「スイートルームやラグジュアリールームといった部屋に導入したい」といった声も寄せられている。
「未来のホテルドア」
バッテリー内蔵タイプの「RUCAD」のスペック
- 自動ドアにプロジェクションマッピング?ナブテスコと凸版印刷が売上10億円を目指す投影ソリューション
ナブテスコと凸版印刷は、スライド式自動ドアの動きに合わせて映像を投影するソリューション「コネクトドア」を開発した。商業施設や空港などの自動ドアに、プロジェクションマッピングを行うことで、新たな広告媒体やエンタテイメント空間としての有効利用を見込む。
- 自動ドアの開閉時間を設定し、ICカードで開く防犯対策のタッチスイッチ
マザーセキュリティは、自動ドアの稼働時間を変えられ、FeliCaタイプやMIFARE系のICカードで自動ドアを開けられるようにするタッチスイッチ「IC TIME-S」を開発し、2020年9月14日に上市した。既にIC TIME-Sを利用するユーザーは、IC TIME-Sで店舗の営業時間外は自動的にタッチ入場を不可にし、スタッフはICカードでドアを開けられるように設定して、防犯対策を図っている。
- 防火設備仕様の住宅ガレージドア「フラムヴェスタ」発売
文化シャッターは、同社の住宅用オーバースライディングドア「フラムヴェスタ」を首都圏エリアで先行発売している。車2台分、最大間口6メートルの防火設備仕様のガレージ商品。スマートフォンで屋内外から開閉できる。
- なぜドアメーカーが受注依存型のビジネスモデルから脱し、売上100億円を達成できたか?
ここ数年、建具の市場で人気の高い、天井までの高さがある“ハイドア”。アイカ工業、パナソニック、LIXILといったメーカーも、次々と高さのあるドアを開発し、ハイドアのマーケットは拡大を続けている。戦前から神奈川県横浜市に本社を置く、神谷コーポレーショングループは大手メーカーに先立つこと、2005年に主力製品となるオリジナルブランド「フルハイトドア」を立ち上げ、業績を10年で約7倍にするなど、この分野の第一人者ともいえる確固たる地位を築いている。次の戦略では、ARサービスやIoTドアなど、これまでにないハイドアの提案も視野に入れる。
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