千葉県松戸市で延べ1.5万m2の物流施設が着工、シーアールイーリテール&ロジスティクス

シーアールイーは、千葉県松戸市松飛台の松飛台工業団地内で開発を進める物流施設「ロジスクエア松戸」の地鎮祭を執り行い、2022年5月1日に着工したことを公表した。竣工は2023年5月末を予定している。

» 2022年05月10日 09時00分 公開
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 シーアールイーは、千葉県松戸市松飛台の松飛台工業団地内で開発を進める物流施設「ロジスクエア松戸」が2022年5月1日に着工したことを同月2日に発表した。

北総鉄道北総線「松飛台」駅から徒歩圏内に位置

 開発地は、千葉県松戸市にある松飛台工業団地内に位置しており、都心部から約20キロ圏内で、首都圏の消費地に配送しやすい他、東京外環自動車「松戸インターチェンジ(IC)」から約7.7キロの地域にあり、「市川北IC」からは約7キロと高速道路へのアクセスも良好だ。

 さらに、北総鉄道北総線「松飛台」駅から徒歩圏内で、周辺には住宅が密集していることから従業員を確保しやすい。

 ロジスクエア松戸は、地上4階建てで、設置されたトラックバースには、計14台の大型車が同時接車可能。倉庫部分は、外壁に金属断熱サンドイッチパネルを設け、床荷重は1階が1平方メートル当たり2.0トンで、2〜4階は1平方メートル当たり1.5トン(各階で2.5トンのフォークリフトに対応)、梁(はり)下有効高さは各階で5.5メートル以上を確保する。

「ロジスクエア松戸」の完成イメージ 出典:シーアールイープレスリリース

 昇降設備については、2基の荷物用エレベーター(積載荷重が4.1トン、分速が60メートル)を配置して、庫内の各階とトラックヤードからも直接荷物の出し入れが行える仕様とし、トラックヤードに大庇(ひさし)を取り付けることで雨天時の入出庫オペレーションにも応じる。

 加えて、2基の垂直搬送機と2基のドックレベラーを実装するだけでなく、将来のオペレーションに対応するため、2基の垂直搬送機を増設できる構造を採用する。庫内に空調設備を設置する際には、配管ルートや室外機置場などを用意して、入居テナントの将来ニーズにも一定の対応が行える仕様とし、多様な物流ニーズに応じる機能性と汎用性も兼ね備える。

 テナント区画では、2分割での入居が可能で最小で6181平方メートルから使えるようにする見込みだ。

 環境対策に関しては、全館にLED照明や人感センサー、節水型衛生器具を導入し、環境や省エネルギーに配慮して、建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」の評価と建築環境総合性能評価システム「CASBEE-建築(新築)」の認証を取得する見通しだ。

 また、太陽光発電システムを導入して自家消費するとともに、エンバイオ C・エナジーから再生可能エネルギーを調達することで、ロジスクエア松戸の使用電力を全て100%グリーン電力とする。なお、発電した電力の一部を、施設内に蓄電して、停電時に非常用電力として使える蓄電池システムを導入し、入居テナントのBCP(事業継続計画)策定で役立たせる。

ロジスクエア松戸の概要

 ロジスクエア松戸は、S造地上4階建てで、延べ床面積は1万5641.68平方メートル。所在地は千葉県松戸市松飛台で、敷地面積は7645.32平方メートル。用途地域は工業専用地域で、主要用途は倉庫(倉庫業を営む倉庫)。設計施工は鈴与建設が担当し、着工は2022年5月1日で、竣工は2023年5月31日を予定している。

「ロジスクエア松戸」の位置図 出典:シーアールイープレスリリース

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