向こう側が透ける!商品棚の前に設置可能、シースルー型の自己発光型デジタルサイネージ第6回 ジャパンビルド−建築の先端技術展−(2/2 ページ)

» 2022年05月03日 12時00分 公開
[川本鉄馬BUILT]
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最小サイズは55インチ、2022年冬のリリースを目標に30インチ型をデザイン中

 ブースで披露したのは、55型のディスプレイ。今のところ、透過型の有機ELディスプレイのサイズは同サイズのみで、55型よりも大型で表示したい場合は、2枚、4枚、9枚と複数のディスプレイを組み合わせる。

パネル本体の厚さは目測で約1センチ。視野角は178度で、斜めからでも視認性が高い

 L&Sでは、現在、同じシースルータイプで30インチのディスプレイをデザイン中という。55インチと30インチの2サイズ展開となれば、透過型有機ELディスプレイの利用場所がさらに広がることになる。

 販売展開について申氏は、展示会開催の時点では日本での導入実績がまだ無いとしながらも、「韓国ではバスの窓ガラス、商業施設、案内カウンターなどにも採用されている。日本では、オープンなスペースで、透けて見えるディスプレイが使われることがまだ多くはないため、積極的に提案をしていく」と日本での市場開拓に期待を寄せた。

L&Sのブース
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