ライカジオシステムズは、手に持って歩きながら周囲の3Dデータを取得できる移動体計測機「Leica BLK2GO」の販売を開始した。複雑な空間をシンプルなワンボタン操作により3Dスキャンできる。
ライカジオシステムズは2022年2月1日、手に持って歩きながら周囲の3Dデータを取得できる移動体計測機「Leica BLK2GO」の販売を同月7日から開始すると発表した。
同製品は、2軸LiDAR技術を採用した。最大で毎秒42万点のスキャンが可能だ。また、ビジュアルSLAM技術との併用により周囲の建造物の場所を認識することで、ユーザーがスキャン中に通ったルートを追跡できる。
内蔵バッテリーは充電式で、45分間の連続スキャンが可能。ストレージは6時間分の非圧縮スキャンデータを保存できる。データはWi-FiやUSB-Cを介してPCに転送できる他、iOSアプリを備えたモバイル端末からリアルタイムで確認できる。
同製品には、1200万画素対応の高コントラスト画像撮影用カメラ1台と、SLAM対応やパノラマ画像撮影用のパノラマカメラ3台を備えた。
重量はバッテリーを含めて約775g。階段の吹き抜けや複数の部屋を有する建物の屋内など、複雑な空間をシンプルなワンボタン操作により3Dスキャンできる。建設業や測量に加えて、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)コンテンツの制作などに適する。
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