ライカジオシステムズは、イメージング計測が可能なGNSS受信アンテナ「Leica GS18 I」と組み合せて使用する事で、現場での画像データ処理にかかる時間を短縮する事できるタブレット型コントローラー「Leica CS30」を開発した。
ライカジオシステムズは、小型で画像取得センサーとの連携や設計データの読み込みなど、多様な測量業務を遂行するための機能を搭載したタブレット型コントローラー「Leica CS30 (以下、CS30)」を2021年11月22日に日本国内で発売した。
国内の建設会社では、3次元データの認知と利活用が増え、現場でのデータチェックが重要になってきている。そこで、ライカジオシステムズはCS30を開発した。
CS30は、広い温度範囲に対応し、防水性、防塵(じん)性、耐衝撃性を完備している他、機器の電源を入れた稼働状態のままバッテリーの交換が可能なため、シームレスな作業を可能にする。さらに、日光下で読み取り可能な7インチ(約18センチ)の画面を採用している。
加えて、センサーの接続、測量作業、データ共有が行え、オプションで長距離接続にも応じ、OSには「Microsoft Windows10」を採用している。また、「Class1」のBluetooth通信に対応し、LTE通信と国内外で使える単一モデムを採用し、SIMモジュールはDocomo製とKDDI製をラインアップしている。環境配慮に関しては、ライフサイクル終了時における機器の持続可能な取り扱いで、複数の国で認証を得ている。
CS30の対応機器は、ライカジオシステムズ製の3周波GNSS受信機「Leica GS10」「Leica GS15」「Leica GS14」「Leica GS16」「Leica GS25」「Leica GS18」「Leica GS18 T」「Leica GS18 I」、トータルステーション「Leica TS13」「Leica TS15」「Leica TS16」「Leica TS50/60」「Leica TM50/60」、マルチステーション「Leica MS50/60」。
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