ライカジオシステムズは、測量業務を高精度かつ効率化できるGISデータを取得するAndroid用アプリを発売する。
ライカジオシステムズは2021年11月22日、所有しているAndroidスマートフォンやタブレット端末を利用してGIS(地理情報システム)データを収集できるアプリ「Leica Zeno Mobile」の販売を開始する。
Leica Zeno Mobileは、Android 5.0以上を搭載したスマートフォンやタブレット、Leica Zeno 20 ハンディ型GISデータ収集用機器で動作するAndroid用アプリ。簡単な操作性で、さまざまなGISやCADのデータ形式に対応しており、クラウドを介してデータのインポートやエクスポートが可能。地図データは、WMS/WFSを介したOpenStreetMapやユーザーが持っているマップがバックグラウンドで使用できる。
Leica Zeno Mobileの利用で、より多くのデータが素早く得られるために、現場測量など作業時間の節約がもたらされる。位置データの収集では、その場でプロジェクトを設定して行う。複数の属性情報を同時に取得する機能を使用してデータを収集し、埋設ケーブル探知器などの外部機器と接続することで、生産性の向上につなげられる。
また、Android端末のBluetoothを使用して、Leica Zeno Mobileと同日発売するGNSS受信アンテナ「Leica Zeno FLX100」とつなげば、GNSSから高精度な位置情報が得られる。また、直立型アンテナ「Leica GG04 plus スマート受信アンテナ」との接続では、過酷なGNSS環境下でも、1センチまでの精度で、点、ライン、ポリゴンデータを取得するという。
新製品のGNSS受信アンテLeica Zeno FLX100は、手のひらサイズのGNSSで、2センチ以内の水平(2D)精度でリアルな多周波トラッキングを実現する。防水、防塵(じん)機能を備え、1.2メートルからの落下に耐性があり、20時間以上もバッテリーが持つ。
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