鬼塚電気工事がSIIのZEBプランナーに登録ZEB

鬼塚電気工事が、経済産業省と環境省のZEB推進を行う環境共創イニシアティブ(SII)にZEB事業のプランナーとして登録された。

» 2022年01月21日 08時00分 公開
[BUILT]

 鬼塚電気工事はこのほど、経済産業省と環境省のZEB推進を行う環境共創イニシアティブ(SII)にZEB事業のプランナー「ZEBプランナー」として登録された。

ZEBプランナー登録票 ZEBプランナー登録票 出典:鬼塚電気工事プレスリリース

 同社は、ZEB工事の重要かつ技術の大部を占める電気工事、空調管工事、IoT(BEMS)工事の3分野から総合的に考察し、太陽光、太陽熱、水素蓄積発電、小型風力発電などの自然・再生エネルギーの活用を積極利用したプランニングを行うなど、経済産業省ならびに環境省向けZEB申請の支援と、設計施工を一括して行う。

 太陽光を発電だけでなく熱源利用することや、グリーン水素の生成蓄積と燃料電池としての発電利用、小型風力発電など、自然(再生)エネルギーの活用を積極的総合的に考察し、よりメリットのある提案に取り取む。

 BEMSを電力掌握だけでなく、建屋都合に併せて環境を測定し、各装置のオンオフ、数値設定を行うなど、さまざまにコントロールして省エネを推進する。また、経済産業省と環境省向けのZEB技術の紹介推薦、取り組みスケジュール、設計積算、申請書作成などの支援事業を行う。

 ZEB支援事業は、補助内容が「建築関連費用」より「電気・空調・BEMS関連構築費用」が大きくなる場合が多く、ZEBプラン作成は設備専門の設計施工プランナーが非常に重要だ。

 同社によれば、九州に連絡先を置くプランナーは21社あるが、設備専門の設計施工プランナーは3社のみとなっている。

 同社は、2013年に大分県のZEB事業、ZEB大分県新エネルギー導入加速化モデル事業ゼロエネルギービルに取り組んだ。2021年度は、環境省事業の同社の新本社ビル建設で、設計と施工通じ、一次エネルギー削減率107.0%のZEBの最高ランク「ZEB」としてプランナー実績を積んでいる。これらのビルは、レジリエンス型で、大分市の津波避難ビルとして活用する。

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