少子高齢化が進むなか、建設業では若者層就職者の減少率と高齢者層就職者の増加率が、ともに他産業よりも比較的低く抑えられているため、若者層と高齢者層に偏らない、バランスよい人材獲得ができていると推測される。
一方で、他産業と比較して、既存従業員の深刻な高齢化が進んでいる建設業界では、就業者の年齢層の再構成を進めていくことが必要となる。そのためにも今後は、さらに若者層の獲得に注力していくことがより求められる。
月次の雇用関連のデータでは、2021年10月の建設業の就業者数と雇用者数の推移をみると、就業者数は487万人(前年同月比97.4%)、雇用者数は398万人(同97.5%)で、ともに前年同月比で6カ月連続の減少となった(図表3)。
公共職業安定所(ハローワーク)における新規求人数は7万7746人(同102.4%)と前年同月比で11カ月連続で増加した(図表4)。
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