Pix4Dは「Japan Drone 2026」で、ドローンとスマホを融合した最新の写真測量ソリューションを出品した。上空からの死角をスマホアプリで補完する手法や新登録の1級GNSS測量機との連携など、現場の3Dマッピングを実現する最新製品を提案した。
フォトグラメトリ(写真測量)ソリューションを展開するスイスPIX4Dの日本法人Pix4Dは、「Japan Drone 2026」(会期:2026年6月3〜5日、幕張メッセ)に出展した。
今展では、写真測量の主要ソフトウェアに加え、ハンガリーのGNSS機器メーカーEmlid(エムリッド)Tech(以下、Emlid)製の高精度GNSSレシーバー、日本のドローンメーカーACSLの小型空撮機「SOTEN(蒼天)」などを出品し、ドローンやスマートフォンを活用した測量や計測の業務を効率的かつ高精度に行うためのソリューションを提案した。
「PIX4Dcatch」は、iPhoneなどの身近なモバイル端末を、3D計測ツールとして活用できるスマートフォンアプリだ。モバイル端末を持って対象物の周囲を歩きながら撮影するだけで、自動的に画像や位置情報を取得し、現場の3Dスキャンデータを作成できる。専用のレーザースキャナーなどを使わずに、スマホ1台で完了するため、機動性と利便性に優れる。モバイル端末とRTKレシーバーを連携させれば、数センチレベルの絶対精度を持つ3Dデータを取得できる。
単点の座標観測に加え、AR機能を使って、計測済みの点群データやCAD設計図面などを現地に重ね合わせて表示することも可能だ。体積計算の機能を備え、出来形確認や土量管理などにも活用できる。
担当者は「ドローンによる上空からの撮影だけでは、樹木の下など、上空からの俯瞰(ふかん)撮影では死角となる場所が生じる。そうしたところもスマホやタブレットで撮るだけで、簡単に3Dスキャンデータを取得できる」と話し、ドローン測量では取得しにくい地上部のデータを、PIX4Dcatchで補完する使い方を示した。
PIX4Dmaticは、膨大な画像データを高速に処理し、高精度な2D/3Dデータを生成するプロフェッショナル向けのデスクトップソフトウェア。広範囲のエリアや多数の画像を扱う大規模な航空や地上のプロジェクトに対応し、写真測量処理から高密度点群の生成、DSM(数値表層モデル:地表面や樹木、建物などの表面高さを表すデータ)/オルソモザイク(2Dマップ)/3DGS(3D Gaussian Splatting)の作成、CADやGISで活用できる成果物の出力までを一貫して行える。
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