記者説明会で、日機装 メディカル事業本部 ヘルスケア事業推進部 部長 中摩貴浩氏は、「これまでAeropureは、店頭販売していなかったが、2021年6月上旬からドラッグストアで発売する。ドラッグストアで販売する理由は、Aeropureの健康家電という特性に適していた他、2021年初旬に深紫外線LEDの製造体制を再構築し生産数が増え医療機関を中心に出荷していたが、多くの顧客から“店頭でAeropureを見たい”といった声が寄せられたためだ。また、ドラッグストアは、地域の健康を支えるハブとして機能し、効能を重視した販売手法を採用しており、医療機関との関係が深く、Aeropureとの親和性が高いという点も、ドラッグストアに供給する要因となった」と経緯を述べた。
今後の展開について、日機装は、2021年6月中に中国で、同年11月には北米と欧州でAeropureのリリースを予定している。さらに、USBケーブルを介した給電に応じた携帯型の「Aeropure Series P」を近日中に発売する。
関連する情報では、同社は、SumiRayを備えた「紙表面除菌装置」「エアバリアシート」「床面除菌ロボット」の開発も進めている。
紙表面除菌装置は、コンセプトが「除菌の難しい紙やカード類を手軽に高速除菌」で、薄い紙だけではなく、診察券や薬手帳、パスポートもSumiRayで菌を除去する。エアバリアシートは、公共交通機関向けの座席で、席の背部からSumiRayで清浄化・消臭された空気を送風し利用者の飛沫拡大を防ぐ。床面除菌ロボットは設けられたSumiRayで深紫外線を床面に照射しウイルスと菌を不活化する。
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