オウチーノは、住宅・不動産専門のWebサイト「オウチーノ」のアクセス数などを調査し、「中古マンション購入検討者」に人気の最寄り駅をランキング化した。調査結果によれば、広い物件を探しやすい郊外エリアにある駅の上位ランクインが目立ち、新新型コロナウイルス感染症拡大の長期化に伴い、テレワークを導入する企業が如実に増えたことを反映した結果となった。
くふうカンパニーグループのオウチーノは、新型コロナウイルス感染症の影響と「中古マンション購入検討者」の住みたい街を調べるために、住宅・不動産専門のWebサイト「オウチーノ」で、首都圏の「中古マンション」ページへのアクセス頻度を、2020年のコロナ禍期間(2020年4月〜12月)と前年同期間で比較し、アクセス頻度が増加した順に人気駅としてランキング化して2021年3月12日に発表した。なお、首都圏は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県が対象。
ランキングによれば、新型コロナの影響で緊急事態宣言が発令された2020年4〜12月の期間で、「中古マンション購入検討者」に人気の最寄り駅は、第1位が「北千住」駅で、第2位が「横浜」駅、第3位が「新浦安」駅となった。
第1位の北千住駅は、東京都足立区最大のターミナル駅として、JR常磐線、東京メトロ千代田線、東京メトロ日比谷線、東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)、つくばエクスプレスが乗り入れている。2004年の西口開発に始まり、2012年の東京電機大学キャンパス開校や2013年の東口駅前における交通広場完成など変化を遂げている。北千住駅東口周辺では、今もなお再開発が続き今後も一層発展する可能性がある。
第2位の横浜駅は、JR、東急電鉄、横浜高速鉄道、京浜急行電鉄、相模鉄道、横浜市営地下鉄の6社が乗り入れるターミナル駅。首都高速道路の出入り口が東と西にあり、近隣へのバス便も豊富で、交通利便性に優れる。さらに、駅直結型のショッピングセンターがある他、老舗デパートやモールが立ち並び、買い物を快適に楽しめる環境が整備されている。
第3位の新浦安駅は、京葉線快速で東京駅まで最短16分で通え、交通の便が良く、東京湾に面した南国リゾート風の街並みが特徴だ。駅から徒歩圏内に大学がある他、高級ホテルも林立(りんりつ)し、景観や治安が良好で、ショッピングセンターなどの商業施設も充実している。
ランキングの6位は埼玉県のターミナル駅「大宮」駅で、8位には東京のベッドタウンとして人気とされるベイエリアの街「海浜幕張」駅などがランクインした。
今回のランキングでは、千葉県の新浦安駅、「流山おおたかの森」駅、海浜幕張駅、埼玉県の大宮駅、さいたま新都心駅、神奈川県の「辻堂」駅、「橋本」駅、「大船」駅といった、広い物件を探しやすい郊外エリアにある駅の上位ランクインが目立ち、新型コロナの長期化に伴い、テレワークを推進する企業が増えた影響が分かる結果となった。
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