清水建設JVは、フィリピン・ミンダナオ島のダバオ市内のバイパス工事を請負金額282億円で契約を締結した。
清水建設を幹事会社とする共同企業体は2020年11月、2020年3月に受注し、契約交渉を続けてきたフィリピン南部に位置するミンダナオ島ダバオ市のダバオバイパス建設プロジェクトで、同国公共事業道路省と請負契約を締結したことを明かした。JVの構成企業は、清水建設を筆頭に、竹中土木、地元のUlticonの3社で、請負金額は約282億円(税込み)。
ダバオバイパス建設プロジェクトは、日本の円借款により、深刻な交通渋滞の緩和とミンダナオ島最大となる経済圏域の物流改善を図り、フィリピンの経済発展に寄与することを目的に計画された。ダバオ市南部シワランから中央部インダンガンを結ぶ全長約30キロのバイパスが完成すれば、両地域間の移動時間は1時間45分程から50分へと半減することが見込まれる。
清水建設JVが受注した工区は、バイパス中央部分にあたる全長10.7キロ。工区には、高さ8メートル、幅10メートル、掘削断面約80平方メートル、長さ2.3キロのトンネル2本、計900メートルの5つの橋梁(きょうりょう)、延長7.9キロの切盛道路が含まれる。清水建設と竹中土木はトンネル工区、Ulticonは土工事と橋梁をそれぞれ担当する。工期は、着工から約37カ月となる見通し。
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