三井不動産らは、東京都中央区にあるコレド室町テラスの大屋根広場や江戸桜通りと本町通りで、イルミネーションプロジェクト「KIBOのひかりまち」を2020年11月6日にスタートした。KIBOのひかりまちは現在、日本橋エリアで賑(にぎ)わいを創出しており、周辺の店舗での収益向上にも貢献している。
三井不動産やECOEDO日本橋実行委員会、日本橋室町エリアマネジメントは、東京都中央区で、イルミネーションプロジェクト「KIBOのひかりまち」を2020年11月6日に開始した。
KIBOのひかりまちは、テーマが「きぼう」で、東京都中央区にあるコレド室町テラスの大屋根広場で体験型のイルミネーションアート「流星のクーポラ」を開催するとともに、日本橋の江戸桜通りと本町通りをシャンパンゴールドとホワイトブルーのLED照明でライトアップする。
開催期間は、流星のクーポラが2021年1月17日までで、江戸桜通りと本町通りのイルミネーションを2021年2月14日までを予定している。2020年11月25日には、流星のクーポラに関する内覧会を開き、概要について紹介した。
流星のクーポラは、コレド室町テラスの大屋根広場に設置されたドーム型の芸術作品で、国内の6カ所に配置したリアルタイム流星観測システム「Meteor Broadcaster」を用いて、日本上空に出現した流れ星を検知し光の演出を行い、連動して広場内のイルミネーションが周辺を照らす。
プロジェクトでイルミネーションを手掛けたバスキュール テクニカルディレクター エンジニア 武田誠也氏は、「クーポラは、イタリア語で教会建築に見られる半球形の天井を意味している。デザインは、国際宇宙ステーション(ISS)の観測用モジュールをイメージしている」とモチーフについて語った。
KIBOのひかりまち内にあるイルミネーションに関して、武田氏は、「ライトは全て当社が独自開発したもので、星の光を表現しており、来場者が流星のクーポラ内に入ると、プラネタリウムのように天体を楽しめる。Meteor Broadcasterは、平均15分に約1回観測されている流星を曇天や雨天でもセンシング可能なため、天候に左右されず、光の演出を見られる」とイルミネーションやシステムの仕様についてコメントした。
また、来場者が、流星のクーポラ内に設けられたデジタルサイネージに表示されたQRコードをスマートフォンで読み取り、接続可能な特設サイトに「願い」を投稿することで、Meteor Broadcasterが流星を感知した時、会場に整備されたイルミネーションの特別演出が起動する。同時に、コレド室町テラスやコレド室町の1〜3といった商業施設で使えるクーポンがスマホに送られる。
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