NETDOORは、非接触で手の消毒や検温が行えるデジタルサイネージ「D-Sign series Clean」を開発した。現在、病院や高級分譲マンションを対象に提案を進めている。
Wizは、マンションの設計・施工や修繕、管理に役立つソリューションが一堂に介する専門展「マンションビジネス総合展2020」(会期:2020年9月24〜25日、東京ビッグサイト)に出展し、同社が販売するNETDOOR製の感染症拡大防止デジタルサイネージ「D-Sign series Clean」を披露した。
D-Sign series Cleanは、2020年6月23日に発売された製品で、消毒液の自動噴射と検温の機能を備えている。
消毒液の自動放出は、本体下部のスペースに利用者が両手を差し込むことで行われる。検温は、ユーザーがD-Sign series Cleanの正面に立つと、搭載した高性能赤外線IRセンサーが体表温を測定し、結果はデジタルサイネージのディスプレイに表示される。Wizの担当者は、「手を消毒している間に検温は完了し、体温測定の精度は+0.1度と優れている」と説明した。
計測した体表温が37.5度以上だった場合、施設管理者のメールアドレスやLINEアカウントに、D-Sign series Cleanのカメラやセンサーで取得した対象者の画像や体表音を送る。
オプションとして、月額1500円(税別)で、ユーザーの検温と同時に体表温や画像、各情報の取得時間を専用クラウドにアップロードして、指定した期間中の各データを分析できる機能が追加される。
また、D-Sign series Cleanに、オプションとして顔認証のAIシステムを組み込め、従業員の勤怠や入退室、健康の管理も行える。
D-Sign series Cleanの筐体は防水パネルで、画面はタッチパネルディスプレイ。Wi-fiを完備し、画像や動画の表示は7日間の24時間連続再生に対応。OSにはAndroid 7.1を採用。
D-Sign series Cleanの価格は42万5000円で、オプションのデジタルサイネージに動画配信するためのアプリ使用料が月額3000円(いずれも税別)。
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