トプコン、1台2役の回転式レーザースキャナー搭載型トータルステーション製品動向

トプコンは、三次元計測において作業時間と作業人員を半減できる、回転式レーザースキャナー搭載のトータルステーション「GTL-1000」を発売した。

» 2019年10月28日 08時00分 公開
[BUILT]

 トプコンは2019年10月3日、「世界初」(同社)となる回転式レーザースキャナーを搭載したトータルステーション「GTL-1000」を発売したと発表した。

photo GTL-1000イメージ 出典:トプコン

 トータルステーションとレーザースキャナーが合体しているため、従来法に比べて作業時間と作業時間を半減でき、導入コストの削減も可能となった。

photo ワークフロー 出典:トプコン

 GTL-1000は搭載した回転式レーザースキャナーによるフルドームスキャニングにより、室内、屋外構造物の全方向の3D点群データから形状を取得できる。また、計測に使用するフィールドソフトウェア「MAGNET Field」をインストールしたデータコレクタの利用で、離れた場所から操作可能。さらに、モータードライブトータルステーションとして、自動視準観測や自動追尾によるワンマン測量が可能であり、自動対回観測に対応し基準点測量も行える。

photo GTL-1000現場イメージ 出典:トプコン

 これまでの点群計測作業においては、トータルステーションで基準となる点の座標計測を行った後で、スキャナーによる計測が必要だった。

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