街の賑わい創出を目的に日本橋エリアをのれんでデザインNIHONBASHI MEGURU FES(2/2 ページ)

» 2019年10月18日 07時00分 公開
[遠藤和宏BUILT]
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建築家の長坂氏ものれんのデザインに参画

 街を表現するのれんエリアでは、“日本橋の新たなシンボルとなるのれん”を目標にして、美術家の野老朝雄氏や建築家の長坂常氏などの著名なクリエイターと、事前に公募で選出された若手デザイナーが制作したのれんが設置された。街を表現するのれんエリアは2019年10月11日〜11月4日まで開かれている。

野老朝雄氏が作ったのれん。作品名「野老紋様暖簾」
建築家の長坂常氏が作ったのれん。作品名「のれん」

 長坂氏は「のれんとはと探求していく中で、2枚から3枚程度の布をつなぎ合わせたものに至った。その時、布を作りつなぐという2つの行程を一回でまとめることを考え、帯で編むのれんをひらめいた」とコメントを寄せている。

 この他、日本橋の室町1丁目と本町1丁目では、めぐるのれん展の開催に合わせ、飲食店などを中心に14店舗でのれんを期間限定で刷新。新しいのれんは、写真関連の事業を展開するゆかいのやまねこりょう氏と、注染問屋丸久商店の齊藤美沙子氏がデザインした。

すし屋「繁乃鮨」に期間限定で取り付けられたのれん 出典:三井不動産
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