建設業の人材構造は10年でどう変わった? データで読み解く「高齢化」と「外国人材」【独自分析】建設業の人材動向レポート(64)(2/2 ページ)

» 2026年09月04日 10時00分 公開
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■45歳以上が占める割合が上昇、年齢階級別の人材構成は高齢化にシフト

 就業者の構成比を年齢階級別にみると、構成比が最も上昇しているのは「45〜54歳」で、2015年の21.6%から2025年には26.7%に上昇した(図表6)。

 また、65歳以上も同12.8%から同16.8%に増加したことにより、45歳以上が占める割合は2015年の55.4%から2025年には63.4%に増えている。

 一方で、最も低下しているのは「35〜44歳」で、同25.4%から同17.0%に低下した。年齢階級別の人材構成は大きく高齢化へとシフトしており、35〜44歳層の構成比低下を踏まえると、今後、技能継承や人材育成の担い手確保が難しくなることが危惧される。

図表6 年齢階級別の就業者の構成比 図表6 年齢階級別の就業者の構成比 出典:総務省「労働力調査」よりヒューマンリソシアが作成

■海外人材が占める割合は0.6%から4.3%に上昇

 厚生労働省の「外国人雇用状況」の届出状況まとめを基に、建設業で就業する海外人材(外国人労働者)の推移をみると、2015年の2.9万人から2025年には20.6万人となり、10年間で17.7万人増え、増加率は608.1%増だった(図表7)。

 産業別に2015〜2025年の海外人材の増減率をみると、最も高いのは「医療/福祉」で962.7%増、「建設業」はそれに次ぐ2番目に高い608.1%増だった(図表8)。その結果、建設業の就業者に占める海外人材の割合は2015年の0.6%から2025年には4.3%に増加し、全産業平均の3.8%を上回る水準となった(図表9)。こうしたデータから、建設業では10年間で海外人材が担う役割が拡大していることが読み取れる。

図表7 建設業の外国人労働者数の推移 図表7 建設業の外国人労働者数の推移 出典:厚生労働省「外国人雇用状況」の届出状況まとめよりヒューマンリソシアが作成
図表8 産業別外国人労働者数の2015〜2025年の増減率 図表8 産業別外国人労働者数の2015〜2025年の増減率 出典:厚生労働省「外国人雇用状況」の届出状況まとめよりヒューマンリソシアが作成
図表9 産業別の外国人労働者比率 図表9 産業別の外国人労働者比率 出典:厚生労働省「外国人雇用状況」の届出状況まとめよりヒューマンリソシアが作成

※海外人材の割合は、厚生労働省「外国人雇用状況」の届出状況まとめの外国人労働者数を、総務省「労働力調査」の就業者数で除して試算

著者Profile

ヒューマンリソシア

ヒューマンリソシアでは、建設業界に特化した人材動向/市場動向/未来予測などの調査・分析に関する独自調査レポートやマンスリーレポート、建設ICTの最新ソリューションを紹介するセミナーなど、建設業界に関わるさまざまな情報発信も行っている。

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