戸田建設は、施設管理クラウド「RAKU-PLAT」β版の有償トライアルを開始した。独自のデータモデル「空間BIM」を中核に、不具合や点検記録、コストなどを場所とひも付けて管理する。
戸田建設は2026年8月24日、施設管理業務で属人化/分散していた情報を一元化し、業務を効率化する仕組みを提供する施設管理クラウド「RAKU-PLAT(ラクプラット)」のβ版有償トライアルを開始したと発表した。
RAKU-PLATは、BIMやITの専門知識がなくても直感的に使えることを重視して設計した、維持管理業務向けのクラウドサービスだ。建物を部屋やゾーン単位で捉える独自のデータモデル「空間BIM」を中核とし、不具合や点検記録、コストなどを場所とひも付けて管理する。
建物を部屋やゾーン単位で捉え、維持管理に必要な情報をひもづけるデータモデル。設計・施工向けの一般的なBIMとは異なり、維持管理に必要な情報をシンプルに扱えるようにした。建物内の「場所」に資料、不具合、点検記録、コストなどが結び付き、現場と経営をつなぐ「共通言語」として活用できる。
サービスには「建物カルテ機能」「デジタルキャビネット機能」「AI検索機能」の3つの機能を搭載する。
建物カルテ機能は、不具合の発生場所やステータス、コストなどをダッシュボードに表示し、期間やカテゴリーごとの確認に対応する。施設全体の状況把握に加え、修繕の優先順位付けや予算確保に向けた説明を支援する。
デジタルキャビネット機能は、図面や報告書、契約書、保証書、点検記録などを建物の場所にひもづけて一元管理する。情報はドラッグ&ドロップだけで登録でき、情報を探す時間を短縮。担当者に依存しない情報管理を支援する。
AI検索機能では、普段の会話のように質問すると、蓄積した履歴データを基にAIが情報を要約し、場所の可視化、根拠資料へのアクセスを提示する。不具合報告は発生場所、写真、ステータスなどを簡単な操作で登録でき、AIが内容に応じて分類タグを付与する。
今回のβ版有償トライアルは、2027年度の一般リリースに向けた最終検証として開始する。先行導入パートナーと協力し、実環境における機能の有用性や運用フローを検証する。得られた知見をプロダクトの改善に反映する。
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