清水建設はミルックスと共同で、小物物品検収を効率化する「クランプカウンター」を開発した。カートへのクランプ類投入数量を自動カウントし、仕分け作業の負荷を軽減する。
清水建設は2026年3月31日、仮設資材レンタル事業を展開するグループ会社のミルックスと共同で、仮設足場に用いるクランプ類の仕分け作業を効率化し、物品検収に要する作業者の負担軽減と作業時間短縮を図る「クランプカウンター」を開発したと発表した。
建設現場で足場の組み立てに使うクランプ類は、直交クランプや自在クランプなど外観が似た品種が多く、機材センターへの返却時には、複数の種類が混在した状態で袋などに入れられて戻ってくる。
機材センターでは、作業者が品種の識別と汚れや破損の有無の確認、数量の計数作業を種類ごとに手作業で行う。1人1日当たりの取扱量は平均1800個程度に上り、数え間違いが発生しやすく、長時間を要するため場内作業のボトルネックにもなっていた。既存の小物金物向けカウンター機材は作業カート上部に設置するタイプで、上方向に物品を投げ入れる方式のため、腕への負担やカウントミス、作業スペースの確保といった課題があった。
今回開発したクランプカウンターは、小物(クランプ類)が通過したことを検知する計測センサー、センサーの検知機能に基づいて物体の通過数量を算出して表示部に出力する制御部、数量を表示するタッチパネルから成る。センサーを内蔵した四角形フレームと制御部、タッチパネルを作業カート上部に設置して使用する。
使用頻度の高いクランプ類は、種類ごとにクランプカウンターを設置した作業カートを従来と同様に並べる。作業者が各カートにクランプ類を投げ入れるだけで数量が自動計数される。外部へのデータ送信機能も備え、検収数量の手書き記録が不要になるため、作業者は仕分けに集中できる。クランプ1個当たり1秒の短縮で、1800個で約30分の削減となり、メモの転記作業に要していた約30分を合わせると、合計で1時間の作業時間短縮が見込まれる。
ミルックスは北海道から九州まで全国13カ所の機材センターへの導入を進め、外販にも対応する。機材センターでの検収作業の効率化に加え、建設現場と機材センター間の物流改善につなげる考えだ。
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