インフォマートは、建設業のDXとAI活用に関して実態を調査した。調査結果によると、現場管理で33.2%、バックオフィスで24.9%がデジタル化やDXに未着手で、生成AIの利用は3割にとどまり、企業規模によって活用やルール整備の状況に差があることが分かった。
インフォマートは、「建設業のDXとAI活用に関する実態調査」の結果を2026年6月に発表した。調査は2026年4月14〜20日にオンラインで実施し、建設業に従事する20〜60代の会社員1040人が回答した。
調査結果によると、現場とバックオフィスで分けてデジタル化やDX(デジタルトランスフォーメーション)の状況を聞いたところ、現場管理は「未着手」と回答した割合が33.2%で最多となった。次いで「一部導入/試験運用中」が27.1%、「全社的に導入/活用中」が16.0%となった。
バックオフィスは「一部導入/試験運用中」が40.1%で最も多く、「未着手」は24.9%、「全社的に導入/活用中」は16.2%。
現場管理とバックオフィスともに、2〜3割がデジタル化に未着手で、全社的に活用している企業は2割に満たないというDX途上の現状が浮き彫りとなった。
生成AIの利用状況では、「自分の仕事には関係がない/興味がない」が41.0%の回答が一番多く、利用している割合は合計33.1%だった。総務省の2025年版 情報通信白書「企業におけるAI利用の現状」調査では、日本企業の利用率が55.2%に達しており、建設業界は20ポイント以上下回っている。
また、生成AIに関する社内ルールが整備されている企業が18.0%だったのに対し、ルールがない企業は2倍以上の38.9%で、倍以上の開きがある。
従業員規模別では、従業員数が少ない企業ほど「自分の仕事には関係がない/興味がない」が目立つ一方、従業員が多い企業ほど生成AIの活用や利用ルールの整備が進む傾向がみられる。50人未満では「自分の仕事には関係がない/興味がない」が50.5%となったのに対し、1000人以上では利用している割合が合計71.6%に達した。
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